【今すぐ消そう】Cocoonを使うにあたって不要なプラグイン7選

WordPressにおける無料テーマの中でも、有料テーマに引けをとらないほど機能が充実していることで有名な「Cocoon」。

しかし機能が充実していることにより、プラグイン関連で問題が起きたりするのも事実。「オススメらしいからとりあえず入れとこ」とプラグインをあれもこれもとインストールすると、元々Cocoonに備わっている機能で充分だったり、競合して逆にサイトのパフォーマンスが下がったりすることがあります。

そこで今回は「テーマをCocoonにしたら不要になるプラグイン」をご紹介します。プラグイン断捨離をされる際の参考にしてみてください。

1. All in One SEO Pack

SEOに関する設定やサイトマップ、OGP画像の設定などを楽にしてくれる、SEO強化に欠かせないプラグイン。

が、SEOに関する設定やOGP画像も編集画面からできるCocoonでは全く必要のない代物です。

例えば、記事のSEOタイトル（検索結果に表示されるタイトル）やディスクリプションなどの設定は記事の編集画面からできます。

Cocoonに備わってる機能で全て代替できるわけではありませんが、それでも代替できないのはそこまで重要じゃない設定・機能なので、このプラグインは入れる必要はほとんどありません。

さらにこのプラグインは高機能ゆえにパフォーマンスが悪く、有効化するかしないかでサイトの速度がかなり変わります。筆者の場合、これを無効化しただけでPageSpeed Insightsのスコアが10点近く上がりました。

2. Autoptimize

HTML・CSS・JavaScriptそれぞれを最適化（圧縮）し、読み込み速度を向上させてくれるプラグインです。

有名かつ沢山のユーザーに愛用されているこのプラグインですが、Cocoonはこれを入れずともコードを最適化してくれます。

方法としては、「Cocoon設定」→「高速化」にアクセスし、ここのチェックマークを入れるだけです。

3. BJ Lazy Load

画面をスクロールした時に画像を読み込む「遅延読み込み」を行ってくれるプラグインです。

遅延読み込みすることによってページの表示速度向上が見込めますが、Cocoonではこのプラグイン無しでも画像を遅延読み込みさせる機能があります。

方法としては「Lazy Loadを有効にする」にチェックを入れるだけです。

4. Table of Contents Plus

記事内に目次を自動で生成してくれるプラグインです。

しかしこれもCocoonには搭載済みの機能で、「Cocoon設定」→「目次」にある設定をするだけ。

ちなみに、このプラグインの便利なところはショートコードを利用して目次を好きなところに表示させられる点にもあるのですが、Cocoonではtocというショートコードを使うだけで記事の好きな場所に目次を挿入できます。

参考：目次をショートコードで好きな場所に表示させる方法 | Cocoon

実際に筆者がこのプラグインを使った際は、テーマの機能と競合してしまい画像が表示されないといった不具合が起きました。そういった意味でも、Cocoonユーザーの方にプラグインはおすすめできません。

5. AMP

モバイルでサイトを高速表示できるようにしてくれるプラグイン。

デザインが崩れる・JavaScriptが使えなくなるといったデメリットはありますが、速度にこだわる人にとってはぜひ導入したいものです。

しかしこの設定も、Cocoonはプラグインなしでやってくれます。「Cocoon設定」→「AMP」にチェックマークを入れるだけ。

6. Word Balloon

記事内の吹き出しによる会話を簡単に実現してくれるプラグインです。

Cocoonは吹き出しを作成・管理・挿入する機能があるので基本不要ですが、Cocoonでは不可能な「吹き出しのデザインの変更」ができるので、「CSSをいじらずに吹き出しの見た目を変えたい」という方はアリかもしれません。

7. Ultimate Category Excluder

「記事一覧画面から〇〇のカテゴリのものだけ除外したい」という方に救いの手を差し伸べるプラグインで、特定のカテゴリだけを特定の記事一覧から除外してくれます。

しかしPHPファイルを編集すれば、プラグインなしでもこのカスタマイズは可能です（Cocoonに限らず）。

余談：キャッシュ系プラグインは例外

「Cocoonにはキャッシュの機能が付いてるからキャッシュ系のプラグインはいらないのかな」と思われるかもしれませんが、Cocoonについてるキャッシュ機能はあくまでも「ブラウザキャッシュ」。ページキャッシュに関するプラグインは入れても競合しないどころか、むしろ速度は向上します。

ちなみにページキャッシュができるプラグインとしては「WP Fastest Cache」や「WPSuper Cache」などが有名です。